簡易CO2濃度モニター

Raspberry Piを使った簡易CO2濃度モニターの試験的な運用を開始しました。現在は理科学生実験棟の多目的実験室のCO2濃度をモニターしています。コロナ感染症対策として、換気の目安にも利用できます。都市大気などの屋外での大気中CO2濃度の計測にも応用できそうです。

CO2モニターのリンク

成層圏大気採集実験(クライオ実験)の実施

北海道大樹町のJAXA宇宙科学研究所大気球観測所において、成層圏大気採集実験(クライオ実験)が実施され、無事成功しました。主に、成層圏大気の年代を明らかにすることを目的にしており、採集された大気サンプルを用いて、様々な大気成分の濃度や同位体などの分析が行われる予定です。

(7月25日、午前4時ころ、放球直前の放球場の様子。気球本体と、その奥に観測器ゴンドラが設置された台車がある。)

(同日午前9時ころ、海上で回収されて船で港に戻ってきた観測器ゴンドラ。)

 

みやぎ環境フェスタに出展参加

今年もメディアテークで開催された「みやぎ環境フェスタ」に研究室で参加しました。今年は南極ブースや南極に関する講演もあり、南極観測隊経験者も多く集まったので楽しかったです。

展示では、CO2濃度の実測実演や仮想地球儀でのCO2観測結果の可視化、ペットボトルを用いた海水のCO2吸収・酸性化実験などを行いました。多くの市民の皆さんに立ち寄って頂きました。しかし、中高生や大学生のような若い世代の来客者が会場にはほとんどいなかったのが残念です。海外では、多くの国で地球温暖化対策の遅れに若い世代が声をあげている状況ですが、日本では若い世代の関心が薄いようです。

 

気象観測の一時中断

停電および建物の改修工事に伴う機器移設作業に伴い、11月中は気象観測が不定期に中断する期間があります。通常の運用に戻るのは12月上旬ころになる見込みです。

仙台市内のCO2濃度観測

大学院の授業として、仙台市内のCO2濃度移動観測を実施しました。観測の移動ルートと濃度の分布をCesium.jsで表示することができます。コンテンツはこちら

CO2濃度の高低をポリゴンの高さで表現しています。今回、はじめて西道路のトンネル内でも観測を実施しました。予想通り、排気ガスの滞留によって高濃度であることがわかります。